夫婦の馴れ初め編💌④プロポーズ

🍃 就職と退職をくり返す日々

家出から半年ほど経ったころ、

私はまた「働かなきゃ」と思い立ち、就職活動を始めました。

「今度こそ続けたい」と思って挑んだ仕事だったけれど、

体調が追いつかず、また辞めざるを得ない日々。

自分の弱さに落ち込んで、

将来が見えなくなる夜もありました。

それでも、唯一の救いは彼との時間。

週に一度でも会えることが、

当時の私にとって小さな希望でした🌙

💬 結婚への葛藤と、彼の言葉

彼との時間は幸せそのものだったけれど、

どこかで「ちゃんと自立してからじゃないと結婚できない」と

思い込んでいました。

“自分で稼げるようになって、一人前になってから”

じゃないとダメだと思っていたんです。

そんな私に、彼はふっと言いました。

「専業主婦になってほしい。」

社会に馴染めず苦しんでいた私にとって、

その言葉は驚くほど温かくて、安心できるものでした。

「頑張って働かなきゃ」という焦りから

ふっと解放された瞬間、

初めて心から「この人と結婚したい」と思いました💐

🎂 誕生日の尾道デート

出会って3回目の誕生日。

彼は私が前から行きたがっていた

尾道の耕三寺(こうさんじ)に連れていってくれました。

境内を歩きながら、なんとなく

「今日、もしかして…」という予感が。

そしてその通り、彼は私にプロポーズをしてくれました。

…が、緊張しすぎて言葉が少しかみかみ(笑)

思わず笑ってしまって、

「もう一回ちゃんと言って!」ってお願いして、

2回目のプロポーズをやり直してもらいました💍

不器用で真っ直ぐなその姿を見て、

“やっぱりこの人がいい”って心の底から思いました🕊️

🏡 両家へのご挨拶

その後、両家へご挨拶へ。

私の両親は最初こそ「本当に大丈夫?」と心配していたけれど、

彼に会った瞬間、まさかの大喜び。

特に「年の差」の話をしたときの反応にはびっくり。

「だから何?そんなの関係ないじゃん!」

と、拍子抜けするほどあっさり受け入れてくれました。

その瞬間、ずっと心の中にあった罪悪感が

ふっと消えて、涙が出そうになりました。

旦那さんのご家族も同じで、

驚くほど自然に、まるで前から家族だったみたいに

受け入れてくれたんです🥹💞

🌸 本当の二人暮らしの始まり

数ヶ月後、私たちは入籍しました。

新しいアパートを借りて、

今度は「家出の延長」ではなく、

胸を張って“夫婦”としての生活がスタート。

罪悪感も焦りもなく、

ようやくスタートラインに立てた気がしました。

心から幸せを感じたあの日を、

今でもはっきり覚えています。

💐最終章「結婚式〜新婚旅行」へ続きます🌈

ふたりらしい、笑って泣ける普通の日々をお届けします。

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